ご家庭でコーヒー豆焙煎!
コーヒー豆は焙煎して、あの甘~い香りが出てきます。
焙煎というのは、火や熱であぶることです。
コーヒー豆以外にも、ゴマやほうじ茶も焙煎します。
コーヒー豆の焙煎は、ゴマを煎る感覚でご家庭でも簡単にできるんですよ。
簡単に説明します。
1 まず、コーヒー生豆を用意します。コーヒー生豆(なままめ)というのは焙煎していないコーヒー豆で、自家焙煎のコーヒー店で分けていただけるところがあります。当店でもお分けしています。
2 その豆をゴマ入り器やフライパンなどに入れて火であぶります。表面が焦げないように、火力を調節したりコーヒー豆を転がします。
3 しばらくすると、コーヒー豆の水分が抜け始めて水蒸気が出てきます。このとき、青臭~い匂いがします。
4 5分ほど煎ったときに、コーヒー豆がキツネ色になる様に火力を調節。
5 10~12分ほどで、コーヒー豆が茶色く色づき始め、パチパチとはぜます。これを業界では「1ハゼ」といってます。とても、香ばしい良い香りが漂います。このとき、コーヒー豆の表面の薄皮も剥がれて周りに散らかりますが、気にせず焙煎します。
6 一旦ハゼなくなり、15~16分ほどで、今度はピチピチとハゼます。これを業界では、「2ハゼ」といってます。
7 2ハゼが始まってしばらく(30~60秒)で焙煎を止めます。お好みで2ハゼが終わるまで焙煎すると深煎りのコーヒーになります。逆に、2ハゼが始まってすぐに出すと酸味のあるコーヒーができます。
8 すぐにザルなどにコーヒー豆を移し、ドライヤーの冷風を当てて、コーヒー豆を冷却します。すぐに冷却しないと、焙煎の余熱で香りが抜けてしまいます。
9 完全にコーヒー豆が冷えたら、出来上がり!
皆さんも是非試してみてください。
熱源を炭にすれば、こだわりの自分だけの炭焼きコーヒーができます。
キャンプなどで試しても楽しいですよね~。
投稿者プロフィール
-
愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
最新の投稿
- お知らせ2024年11月16日エアロプレスコーヒーメーカー、2024年12月に値上げ
- 豆知識2024年11月16日コマンダンテコーヒーグラインダーの軸が抜けないとき
- お知らせ2024年10月26日ブラジルコーヒーの開花
- お知らせ2024年10月25日コーヒー粉飛散防止「パウダーコレクター」マルチアダプター発売