中挽きコーヒー
コーヒーの挽き方で困ったことはありませんか?
挽き方には「粗挽き」、「中挽き」、「細挽き」などがあり、中には、「中粗挽き」といった表現もあります。
これらの違いは、挽いたコーヒー粉の大きさで分類していますが、同じ中挽きであっても、商品によって随分まちまちの大きさになっているのが現状です。
全日本コーヒー公正取引協議会の挽き方の基準によるとつぎのように規定されています。
粗挽き : ざらめ糖以上の大きさ
中挽き : グラニュー糖程度
中細挽き : 中挽きと細挽きの中間
細挽き : グラニュー糖と白砂糖の中間
極細挽き : 細挽きよりも細かい挽き方
中挽きで規定されている「グラニュー糖程度の大きさ」となると、随分細かいと感じます。
また、ざらめといっても、2mm程度のものもあれば、5mmに近い大きなざらめもありますので、なかなかこの基準もあいまいに感じてしまいます。
スーパーで販売されているような大手コーヒーメーカーのコーヒー粉は、大変立派なコーヒーミルで粉砕されているため、粒の大きさが均一で比較的小さめとなってます。多くの場合、人の背丈よりも大きなミルを使っています。
また、自家焙煎店では、挽きたてのコーヒーを手に入れることができますが、業務用のコーヒーミルといっても、粒の大きさをそろえることが難しく、大きな粒もあれば、小さな粒も混じっており、全体的に粒が大きく感じます。粉を均一な大きさに挽くことは、意外に難しい作業なのです。
どのお店も、中挽きとして販売されていれば、ペーパードリップ、コーヒーメーカーなどに合わせた挽き具合になっている場合が多く、お店の方に聞きながら挽き具合を決めていただくことをお勧めします。
挽き方を粗くすれば、あっさりとしたコーヒーになり、細かくすれば濃く抽出できますが渋みを感じることもあります。最後は自分の好みの味の挽き方を見つけていただくと、よりコーヒーの楽しみも増えるのではないでしょうか?
※当店で「中挽き」は、ペーパードリップ、コーヒーメーカー、ネルドリップ、カフェプレスのどれにもお使いいただけます。水出しコーヒーについては、器具によって違いますので一概にはいえませんが、中挽きでも大丈夫な水出しコーヒーメーカーもあります。
投稿者プロフィール
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愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
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