コーヒーを入れるときになぜ蒸らすの?
コーヒーの入れ方で一番ポピュラーなのがペーパードリップ。
そのとき、コーヒー豆を蒸らすことをします。
でも、なぜ蒸らすのでしょうか?
美味しくコーヒーを飲むためには、まず鮮度のいい焙煎したてのコーヒーを選びます。
そして、コーヒー豆は焙煎することにより、二酸化炭素が内部に発生し徐々に外に放出されます。その放出は気温にもよりますが数日間で収まります。
鮮度のよいコーヒー豆は二酸化炭素を含んでいるので酸化しにくい状態を保てますが、コーヒー豆を挽くと細胞内に閉じ込められていた二酸化炭素が放出しやすくなります。
それでも、コーヒー豆の細胞は全て壊れていないので全ての二酸化炭素が放出されるわけではありません。
しかし、お湯が注がれると、注がれるその刺激と温められることで、二酸化酸素が一気に放出します。その間約30〜60秒程度。
二酸化炭素をコーヒー豆から追い出してやらないと、お湯がコーヒー豆に接することが難しくなります。そのために蒸らすことをします。
この動画はアイスコーヒーをつくっているのですが、100gのコーヒーの粉に600ccのお湯を注いだ動画です。勢い良く気体が放出されているのが分かります。
投稿者プロフィール
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愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
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