コーヒー生豆の保管倉庫

コーヒーの原料のコーヒー生豆の多くは麻袋に詰められ、その重さは1袋あたり60~70kg。生産国で麻袋に詰められたコーヒー生豆(焙煎していないコーヒー)は多くの人の手によって管理され当店にやってきます。
港にはコーヒー生豆の倉庫があり、たくさんのコーヒーが保管されています。名古屋港にもいくつかの倉庫があります。
先日、当店がお世話になっている倉庫のひとつを見学させていただきました。
大きな荷物を大変丁寧に扱っておられ、倉庫内は整理整頓が行き届いておりました。


コーヒー倉庫


コーヒー豆のほとんどは、途上国で収穫されたものを船で1ヶ月ほどかけて日本に輸入されています。
途上国でコンテナに詰められた麻袋は、赤道を越え海上でダメージを受けることも多々あります。害虫にも気を使わなければなりませんし、途中で結露などにより水につかってしまうことがあります。そしてカビが発生することもあります。
そんな状態で日本に入ってきた麻袋をチェックし、食品としてきちんと管理されてみえました。日々の温度や湿度の管理も欠かすことができません。
重い麻袋を暑い日も、寒い日も欠かさず運んで下さっています。
こういう方々のお陰で、美味しいコーヒーを飲んで、僕たちはホッとくつろぐことができるんだなぁと感じ、感謝せずにはいられませんでした。
そして、こういうこともお客様にお伝えしていくことが僕たちの役目だと実感しました。


コーヒー倉庫

荷物の入荷場所、コンテナ車はここに駐車します

コーヒー倉庫

コンテナからコーヒー麻袋を一つずつ運びだし、検品と計量をします

コーヒー倉庫

検品されたコーヒー麻袋はパレット単位でコーヒー生豆保管部屋に移動。写真はエレベータに載せているところ。

コーヒー倉庫

コーヒー倉庫

検品の際、長旅により結露などで濡れてしまいカビが生えることも。廃棄処理されます。

コーヒー倉庫

途上国から輸入されるコーヒー麻袋には虫が混入していることもあります。現在当店のコーヒーは全て燻蒸処理はされていません。薬剤は臭化メチルを使います。日本に輸入される食品の多くがこの薬剤を使って燻蒸しているようです。

コーヒー倉庫

出荷作業。トラックにひとつひとつ丁寧に重い麻袋を乗せかえてくださっています

コーヒー倉庫

港では毎日たくさんのコンテナが入ってきています。

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投稿者プロフィール

大西 文明
大西 文明
愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
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