コーヒーロスゼロ
日本の食品ロスは年間523万トンと推計されています。このうち食品関連事業者から発生する食品ロスは279万トン、家庭から発生する食品ロスは244万トンとなっています。(農水省令和3年度推計値)
あまりにも大きな数値で想像がつきませんが、一人あたり年間41.6kgとなります。
当店では、コーヒー豆の製造上選別して取り除いたコーヒー豆が発生しています。その量は、毎月5~6㎏。
コーヒー生豆は生産国であらかじめ選別されたものを仕入れていますが、実際に店頭で焙煎すると、うまく焙煎できなかったり、破損して欠けたコーヒー豆が焦げてしまうことがあります。
そういったコーヒー豆を、手作業で取り除いています。
取り除いたコーヒー豆は、コーヒー豆自体は、どこで誰がどのように栽培したものか特定できるようなコーヒー豆で、味は苦かったり大豆の味がしたり不安定で商品としてご提供することはできませんが、それなりにコーヒーとして楽しむことができます。(世界で流通しているコーヒー豆のうち8割以上はどこで誰が栽培しているものか特定できない状況です)
コーヒーミルをお買い上げいただいた方へ調整用にお渡ししたり、ミルの掃除用などに使っても、まだまだ余ってしまいます。
そこで、10数年以上前になると思いますが、店舗のお客様に事情を説明し、いろんな味があり毎回安定した味ではありませんが、お別けすることになりました。
現在、ゼロとまではいきませんが、処分することは、ほとんどなくなりました。
※不可食部を含む食品廃棄を「食品廃棄物」、可食部の廃棄を「食品ロス(フードロス)」としています。
参考:包装容器の再利用(エコパック)
投稿者プロフィール
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愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
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