アメリカンコーヒー
アメリカンコーヒーというと、薄いコーヒーというイメージですね。
実際、多くの喫茶店では、コーヒーにお湯を足したり、薄めにコーヒーを
入れています。
スタンド式のコーヒー店では、エスプレッソコーヒーにお湯をたして
アメリカーノという商品として販売もされています。
しかし、元来は浅煎りのコーヒーを使って入れたコーヒーのこと。
以前、アメリカでコーヒーというと、浅煎りのものが使われていました。
当時、コーヒーは貴重品で、浅煎りのコーヒーは焙煎後の目減りが少ないので
少しでも多くのコーヒーを作るために浅煎りにしていたという説があります。
浅煎りのコーヒーを淹れると、コーヒーの液体の色が薄くなります。
それで、色の薄い当時のアメリカ式のコーヒーを日本ではアメリカンと呼ぶように
なりました。
上の写真の左側がアメリカン用のコーヒー豆とコーヒー、右側が普通のコーヒーです。
どちらも、ここでは同じハイチのコーヒー豆を使用しています。
味わいはというと、アメリカンは、随分と酸味が強くなり、軽くフルーティな香りがあります。
現在は、アメリカン用のコーヒー豆を見かけなくなり、薄く淹れたコーヒーや
お湯で薄めたコーヒーをアメリカンコーヒーと呼んでいます。
ちなみに、アメリカで、アメリカンといっても通じないんですよ。
投稿者プロフィール
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愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
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