環境にやさしいコーヒー焙煎機
コーヒー豆の焙煎には通常ガスを使い、排熱は煙突から排出されます。
また、焙煎量が多くなると排熱に煙が多く含まれるようになるため、高熱で煙を消す装置(アフターバーナー)を使用します。
そのガス使用量は焙煎する量と同程度かそれ以上になり、多くの二酸化炭素を排出します。
当店で使用している焙煎機(Loring smart roaster)は排熱を循環させ、再度コーヒー豆の焙煎に使用しています。
また、焙煎に使用する熱を消煙にも利用しているため、別途アフターバーナーのためのガスは使用していません。
アフターバーナーと焙煎時にそれぞれ使用するガス使用量が同じと仮定すると、コーヒー生豆1トン焙煎するために必要なガス使用量は次のようになり、二酸化炭素排出量を約38%削減していることになります。
・従来の焙煎機(2016年の数値をもとに計算):70.1㎥
・現在の焙煎機(2021年の数値をもとに計算):43.3㎥
※当店調べ
現在、店舗で使用しているLPガスは月間30.7㎥で、月間二酸化炭素排出量は191.3kgになります(2021年平均値)
投稿者プロフィール
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愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
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