3ヶ月間コーヒー農園で暮らします

台湾のコーヒー農園へ
台湾は、戦前に日本産のコーヒー栽培地として40年間栽培されていた経緯がある特別なコーヒー栽培地。大正天皇や昭和天皇の即位の際に、国産コーヒーとして献上されたという政府の記録も残っています。
当店ではこれまでも台湾のコーヒーを何度かご紹介してまいりましたが、昨年、台湾政府から取材を受けたことをきっかけに、現地のコーヒー農園でお手伝いをさせていただけるご縁をいただきました。
今回台湾へ向かったのは、私ではなく、当店スタッフの佐藤です。佐藤は2年前から当店で働いており、今回3ヶ月間ほど農園に住み込みでコーヒー栽培を体験させていただくことになりました。正式な雇用ではなく、あくまで体験としての参加となるため報酬はありませんが、その分、現地でしか得られない貴重な経験をさせていただけると思っています。
受け入れてくださるのは古峰珈琲農園。4年前、こちらの農園のコーヒー豆を当店で販売をさせていただいたことがあります。
訪問の時期は、ちょうど収穫の繁忙期の終わりごろ。さまざまな工程に触れることができる、とても良いタイミングです。
いよいよ3月初旬、佐藤の出発に合わせて、私も農園を訪問してまいりました。
火曜日の夜に日本を出発し、翌朝台湾に到着。空港で仮眠を取り、その後、台中へ向かいました。現地の知人と合流し、仕事の打ち合わせをしながら、カフェや市内の様子も見て回りました。
台中は280万人以上が暮らす大きな都市で、とても活気にあふれていました。
山の奥にあるコーヒー農園

翌朝、ホテルを出発し農園へ向かいます。農園は市街地から車で2時間以上かかります。標高はおよそ1,200メートルの山間部にあります。
山間部に入ると商業施設はほとんどなく、ところどころに小さな商店やカフェがある程度。山へと進むにつれて霧が深くなり、空気もひんやりと冷たく、上着が必要なほどの気温でした。
農園に到着すると、そこには澄んだ空気と豊かな自然が広がっていました。
農園のオーナーである賴(ライ)さんは、とても気さくで温かい方で、コーヒーについてさまざまなお話を聞かせてくださいました。その後、農園内も丁寧に案内していただきました。
また、農園はエアコンも必要ないほど気候が良く、空気も澄んだ自然豊かな場所です。コーヒーだけでなく野菜も栽培されており、その環境の豊かさに驚かされました。
滞在時間は数時間と短いものでしたが、佐藤を安心してお任せできると感じました。
あまりにも心地よい場所のため、佐藤がこのまま日本に帰ってこなくなるのではないかと、少し心配になるほどです。私自身も、もう少しこの場所にいたいという気持ちを抱きながら、帰国し、翌朝早朝には日本へ戻りました。
4月には、途中経過の確認のため、再び訪問する予定です。
現在、佐藤は農園での生活をスタートさせ、日々の様子をブログ(note)やinstagramで発信しております。現地ならではのリアルな情報が見られますので、ぜひご覧ください。
note : 台湾のコーヒー農園で暮らしてみたPart1
instagram : https://www.instagram.com/coffeesakura_sato/
訪問しているコーヒー農園
農園名:古峰咖啡荘園
所在地:雲林県古坑鄉石壁75号
農園主:賴 彥合
栽培品種:SL34、ティピカ、ゲイシャ
標高:1250m
年間降雨量:2700mm
収穫期:10月~4月
◆農園紹介◆
古峰咖啡農園は標高1250mの古坑石壁山区にあります。全園は有機肥料を採用、合理栽培法に基づき、環境に配慮した農耕栽培管理方式を導入し、味を追求するとともに消費者に安心安全なものを提供しています。2019から2020年にかけて収穫したコーヒーは、2020雲林県国産生豆鑑定特等賞を受賞しました。
◆栽培方法◆
無農薬栽培。緑肥用の植物(草)を栽培し、それを土壌にすき込みます。このように緑肥作物を使用することで、土、水、栄養分が良い状態に保て、土壌の環境を良くし、土壌の有機物質も増やせます。シェードツリー:台湾山リンゴ、蜜梅、桜、鳥柿など冬の落葉樹で30%の日陰を作っています。
投稿者プロフィール

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愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
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