グアテマラ旅行記3

 旅行は3月17日から23日までの1週間。
 農園とのアポイントの都合で、初日はマヤ遺跡を見学することにしました。
 朝、4時に宿を出発し、シャトルバスにて、再度首都グアテマラシティーに向かいます。
 まだまだ治安が悪いことへの不安があり、どこへ連れて行かれるか心配で、途中で運転手に確認しながら、なんとか空港らしきところに到着。
 しかし、観光客と思われる人はいるものの、空港職員は誰もいない。
 どうして良いのか分からず、とにかく30分くらい待ったころ、職員がやってきて無言で仕事の準備をし始めました。
 受付がどこかも書いてないけど、人が並びだしたので自分も同じように並び、昨日ガイドさんからいただいたチケットを見せ、飛行機に乗ることができました。
 案の定、小型のプロペラ機。
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 飛びたってしばらくすると、一面の森が見えてきました。600種類以上の鳥たちが住んでいるグアテマラの壮大な自然を眺めながら、約1時間の飛行を終えフローレス空港に到着。
 飛行機から外に出ると、おいしい空気と鳥のさえずりが優しく迎えてくれました。
 予定通り空港を出ると、予約してあるツアー会社の職員と会うことができましたが、言葉はほとんど分かりません。身振り手振りで、向うにあるカフェでコーヒーを飲んで待っていてくれという感じだったので、そのとおりにしました。
 カフェに入り、カウンターで、無愛想だけど手際の良いおばちゃんにコーヒーを注文。たっぷりのコーヒーが出てきました。いくらかも分からず適当にお金を渡し、お釣りを受け取って、コーヒータイム。お釣りを数えると10ケツァル(約130円)ということが分かりました。
 現地で飲むはじめてのコーヒー。日本ではアメリカーノといわれるエスプレッソをお湯薄めたコーヒーで、酸味がなく苦めのコーヒーでした。鮮度が良いアラビカ種で、まずまずの味だったので、ブラックで飲み干しました。
 さて、いつまで待てば良いのか?ここまでくると美しい自然に囲まれているせいか、心も落ち着き、不安もなくなってきました。
 ぼーっとしていると、さっきのガイドさんらしき人に呼ばれ、その後10人ぐらいの観光客が集まり、ツアー会社のバスに乗り込みました。
 スケジュールによると、ここからマヤ遺跡までおよそ1時間。その間、ガイドさんが英語でいろいろ説明してくれました。言葉はほとんど分かりませんが、気持ちが伝わってくる話し方をされ、結構楽しく聞くことができました。
 道中は、やはり一面の森。ところどころ、マヤ人と思われる人たちの家や、子供たちの通う学校などを目にしました。トイレ休憩で車を止めると、やはり素晴らしい鳥のさえずりが聞こえます。
 信号などはなく、分岐点もほとんどなく、走りっぱなし。ようやく目的地ティカルのマヤ遺跡に到着。ガイドさんに連れられて森の中にあるティカル遺跡を見学しました。
 大小さまざまなピラミッドが森に点在し、神秘的なマヤ遺跡を眺めてまいりました。詳しくはこの日記では省略しますが、その間、コーヒーの木は一本も目にすることはありません。
 現地で、昼食を終え、行きと同じ道のりを辿り帰途につきます。宿に着くともう夜の9時ごろ。食事を近くのホットドッグの店で済ませて一日目を終えました。
 明日からは、いよいよコーヒー農園を見学。胸を踊らせながら、床に入りました。

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投稿者プロフィール

大西 文明
大西 文明
愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
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