エスプレッソマシンの歴史と種類

ここ10年ほどでエスプレッソコーヒーが日本に随分浸透してきたと思います。
一度はエスプレッソの他、カフェラテ、カプチーノなどを飲まれた方は多いのではないでしょうか?
エスプレッソマシンは、1901年にイタリアで発明されてたコーヒーの抽出機械ですが、手早く多くの人に飲んでもらえるために発明されたと考えられ、圧力をかけたお湯を利用して短時間でコーヒーを抽出します。
エスプレッソは、イタリア語で「急行」とか「あなたのためだけに」という意味で、まさに1~2杯ずつ急速にコーヒーを抽出します。
発明された当初は、蒸気圧を利用していましたが、その後人力でレバーを押しその圧力でコーヒーを抽出するものが1940年台に発明されました。


そして、電動のポンプを利用して圧力をかけるものが1960年台に、コーヒー豆を挽くところから、使用済みのコーヒーの粉を捨てるところまで、全て全自動で行うことができるフルオートマチックのエスプレッソマシンが1970年に誕生しました。
このように100年ちょっとの間に様々な改良がなされ、それぞれのタイプのエスプレッソマシンは現在も販売され、使用されています。
13年ほど前、電気ポンプ式のエスプレッソマシンを使ったお店で働かせていただいていました。
その後当店を開業後、小型の蒸気式エスプレッソマシンを使用し、そして現在は家庭用フルオートのエスプレッソマシンを店舗に備えています。
いつかレバー式を使ってみたいと思っておりましたが、先日エスプレッソマシンのショールームに伺ったとき、はじめてレバー式のマシンを触らせて頂きました。
手動でお湯に圧力をかけることに、かなり力がいるとは聞いていましたが、予想以上にレバーが重く驚きました。
こんなわけで、エスプレッソマシンといっても、いろいろな種類があり、いろいろな味わいがあります。
一番普及しているのは電気ポンプ式で、レバー式のような圧力の微調整ができるマシンも発売されています。

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投稿者プロフィール

大西 文明
大西 文明
愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。