陶器製とプラスチック製のドリッパー
よくお客さまに、陶器製とプラスチック製のドリッパーとどちらが良いですかと聞かれます。
一般的にその違いは
<プラスチック製>
扱いやすい
安い
割れにくい
軽い
リブ(コーヒーが流れやすいようにするための筋)がハッキリ作られているので、コーヒーがうまく抽出できる
変色しやすい
熱に弱く、ヒビが入ることがある(特にアクリル製)
<陶器製>
変色しにくい
傷がつきにくい
熱に強い
リブがハッキリしていない
割れやすい
重い
それと、注いだお湯の温度差も多少変わります。
漠然と、陶器製は冷めやすいので、あらかじめ温めておく必要があると思っておりましたが、いざ実験してみると、大差ありませんでした。
陶器製のドリッパーに87度のお湯を150cc入れ、注がれたお湯の温度を測りました。
ドリッパーを温めずに注いだ場合、73℃。
ドリッパーを十分に温めて注いだ場合、75℃。
(使用したドリッパーはメリタ製1×1ドリッパーで、全てのお湯が落ちるまでの時間は約20秒)
プラスチック製も同様に測りました。
ドリッパーを温めずに注いだ場合、73℃。
(使用したドリッパーはスリーフォー102ドリッパーで、全てのお湯が落ちるまでの時間は約40秒。ドリッパーはAS樹脂)
ちなみに、個人的には、扱いやすいプラスチック製をお勧めしております。
参考:ドリッパーはフィルターと呼ぶ場合もあります。
投稿者プロフィール
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愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
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