貝殻豆のコーヒー
コーヒー豆は、通常ラグビーボールを縦に半分に割ったような形をしています。
それが対になってコーヒーの実の中に入っています。
(二つの豆が一つになったような形のものもあり、これをピーベリーと呼んでいます。)
そして、コーヒー豆は「の」の字のような渦を巻いており、断面を見れば、その様子が分かります。
その渦の形により、貝殻状になっているコーヒー豆があり、それを業界では貝殻豆と呼んでいます。
焙煎する前から貝殻豆のものもありますし、焙煎中に熱せられることによって貝殻豆になることもあります。
その貝殻豆は、通常欠点豆として、焙煎後の選別(ハンドピック)などで取り除かれることが多くなってます。
貝殻豆がコーヒーの味に影響することは間違いないのですが、それがどの程度影響するかというと、僕はほとんどの人が分からないのではないかと考えてます。一度、多くの皆さんと貝殻豆のテイスティング会をしてみたいです。笑
きちんと焙煎された貝殻豆だけを選んで飲んでみると、通常よりも苦めになり、味も抜けた感じのコーヒーになる傾向があります。
それは、焙煎で豆に熱が伝わりやすいことと、表面積が多く、成分が抜けやすいことが原因だと思います。
貝殻豆だけを集めて、その貝殻豆に合わせた焙煎をすれば、ちゃんとしたコーヒーになるはずです。いつか、そんな実験もしてみたい。
コーヒーの実験は面白くて、ついのめり込んでしまい、仕事にならないのが悩みの種。
投稿者プロフィール
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愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
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