エチオピアのコーヒー モカのグレード

日本では、アフリカにあるエチオピアと、アラビア半島にあるイエメンで栽培されたコーヒーをモカと呼んでいます。
16世紀前後に両地域で栽培されていたコーヒーが、イエメンのモカ港から出荷されたため、そう呼ばれています。
そのうちエチオピアコーヒーはグレードがG1~G8まで分類されています。コーヒー生豆の欠点数が少ないものがG1となります。
また、そのうちイルガチェッフェという地域で栽培されているコーヒーは水洗式という方法で精選されG1とG2の2種類になっています。(この地域のコーヒーは欠点豆が少ないのが特徴です)


ブラジルコーヒーでも同じようにサントスNo.2、No3といったように欠点豆の数でグレードが分けられています。(ちなみにブラジルでは欠点豆のない豆はないという意味でNo.1というグレードは存在しません。)
つまり、グレードは欠点豆の数で決定されており、味とは全く無関係になります。
当店では、コーヒーの焙煎後は全てハンドピックといって、欠点豆を取り除いております。1kgに対して12分程度の時間をかけて取り除いてますが、完全に取り除けるかというとそうでもありません。
また、見た目が特に白っぽい豆などが多少入っている方が、味わいが深く香りも良くなることも多々あります。

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投稿者プロフィール

大西 文明
大西 文明
愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。