コーヒー豆の表面につく油の正体
コーヒー煎り豆の表面が濡れていることがありますよね。
特に、深煎りのコーヒーに多く見られます。
これは、コーヒー豆の細胞から染み出してくる、植物性の油。
テカテカしていて気になる方も見えると思いますが、品質には影響がありません。
菜種など植物の種には、油分を含んでいて、コーヒーの場合は、焙煎し細胞が壊れることによって染み出てきます。
だから、細胞が壊れていない浅煎りのコーヒーは、油が染み出てくることはありません。
コーヒー豆は、焙煎すると豆がパチパチとハゼます。
通常2回ハゼますが、1回目ではほとんど細胞は壊れません。2回目のハゼを過ぎると、豆が高温で熱せられるせいで、膨張し細胞が壊れていきます。
そうすると、細胞に含まれる植物性の油分が染み出てくるわけです。
特に深煎りのコーヒー豆であれば、焙煎後すぐに油が染み出てきます。
但し、油が多いからといって深煎りというわけではありません。
収穫したてのコーヒー。強い火力で焙煎したコーヒー。焙煎後何ヶ月か経過したコーヒー豆などは、特に油分が染み出てきやすくなります。
投稿者プロフィール
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愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
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