コーヒー農園
毎日の様にコーヒーを飲まれる方は、随分多いと思います。
でも日本には、コーヒー農園がほとんどありません。沖縄本島、石垣島、長崎、小笠原で、ほんの少しだけ栽培がされています。
栽培には大変な手間暇がかかるため大変な費用がかさみます。とても気軽に飲めるものではないんです。
商業的には限りなく100%に近い数字で外国からの輸入に頼っています。そして99%以上が発展途上国といわれる国々で栽培されています。
言葉も、文化も違う様々な国でコーヒーが作られていますが、その栽培方法や精製方法(コーヒーの実の皮を剥き、中の種(コーヒー豆)を取り出して乾燥させることです)も様々。
農薬を使うところもあれば、ほったらかしの農園もあります。
化学肥料を使うところもあれば、鶏糞など自然の肥料をつかう農園もあります。
収穫の際は手で、一つひとつ実の熟したものを収穫する農園もあれば、コーヒーの実を機械で振り落として収穫する農園もあります。
収穫したコーヒーを手で選別するところもあれば、機械で選別する農園もあります。
手間をかけるところ、自然任せのところ、効率化を重視したところ。いろいろな農園がありますが、日本に輸入されるたコーヒー生豆は、皆同じに見えます。
もしかすると、無農薬のコーヒー豆には、コーヒー生豆に虫食いのあとがあったりします。
こんなにも違うコーヒー豆ですが、日本で焙煎され家庭でカップに注がれる一杯のコーヒーは茶色い苦い飲み物であり、それほど違いを感じることがありません。
でも、目をつむり、コーヒーをよ~く噛み締めて飲んでみると、もしかしたら農園で働く人々が見えてくるかも知れませんよ。
投稿者プロフィール
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愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
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