カットバック(その後)

 コーヒーの木は、カットバックという作業をします。
 その方法はというと、大胆に根元からカット。
 当店に生えているコーヒーの木も10年以上育てており、かなり弱ってきたのでカットバックをしました。その後、新芽が出てきたのは約3ヶ月前。
https://blog.coffeesakura.co.jp/cat16/post_351.html
 現在は、こんなに元気に育っております。




 コーヒーの木は、毎年枝が伸びたり新しく枝が生えてきます。そこに葉がつき、花が咲き、そして翌年実がなります。


 その後、同じ場所に葉や花はつきにくくなり、実もなりません。その代わりに新しく枝が伸び、そこに花がつき実がなります。
 そんな性質のために何年かすると、木の中心部には実がない状態になり、そして木全体が大きく育ちすぎてしまうため、このカットバックという作業をします。
 カットバックすれば、何年も元気に育つという訳ではなく、育て方にもよるようですが、50年もすると実のつきが悪くなってしまうために、コーヒーの木はその役目を終えることになります。



グアテマラのレタナ農園でカットバックされたコーヒーの木

Follow me!

投稿者プロフィール

大西 文明
大西 文明
愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
豆知識

前の記事

接ぎ木