日本で最初の喫茶店は?
コーヒー店を運営している自分にとって、とても興味深い話題ですが、はっきりとしたことは分かっていません。
有力な説としては、明治21年4月に開店した東京上野の「可否茶館」です。
それまでにもコーヒーを提供した店はあったようですが、本格的な喫茶店として、可否茶館が日本で最初の喫茶店とされています。
「本格的に」というものが、どの程度であったか疑問ですが、それ以前の店は次のような店があり、放香堂ではコーヒー豆も販売していたようです。
香りを放つ店なんて、コーヒー店にぴったりの名前ですよね。
明治7年開店 神戸元町 放香堂
明治11年開店 東京浅草 御安見所コーヒー茶館
明治19年開店 東京日本橋 洗愁亭
(参考:いなほ書房 日本珈琲店史 星田宏司著)
そんな歴史的な店には、是非足を運んでみたいと思いますが、残念ながらこれらの店は現存していません。
それでは、今でも営業している日本で最初の喫茶店はどこでしょうか?
先日、星田さんにお会いしたとき、東京人形町の「喫茶去 快生軒」の存在を知りました。
早速調べてみたところ、大正8年8月に開店しています。でも、この店が日本で一番長く営業をしている喫茶店であるかどうかは定かではありません。
しかし、快生軒が戦争を経験し、88年経った今もなお営業していることは確かです。これからも快く生き続けて欲しいと思います。
投稿者プロフィール
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愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
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