カップテスト
コーヒーも、ワインと同じようにテイスティングがなされます。
本日はコーヒー生豆の輸入商社にて、コーヒー焙煎業者があつまり、12種類のコーヒーをテイスティングさせて頂きました。
全てを飲んでしまうと、当然お腹が膨れて「もう飲めない!」ってことになってしまいます。そして、飲んでいるうち次第に舌の感覚も麻痺してしまい、どれも同じ味に感じてしまうようになってしまいますので、口にコーヒーを含んだ後は全て吐き捨ててしまいます。
スープスプーンや専用のスプーンにサンプルのコーヒーをすくい、それをすするように飲みます。このとき、コーヒーの香りを感じ取りやすくするために、強くすすって口の中でコーヒーを霧状にします。
今回は、コーヒーの粉の香りや液体の香りを確認したあと、フレーバー、後味の印象、酸味の質感、甘さの特徴など8項目について採点しました。
人の味覚は、まちまちで好き嫌いもありますが、さすが各々の自家焙煎店のコーヒーマスター達はコーヒーの味の特徴を客観的にうまく言葉で表現されていました。
コーヒーに限らず音楽や絵などに接し、感じ取る力は大切なことだと思います。贅沢をして満たされるのではなく、小さなことを感じとって心が動かされる。そして、その感動を言葉などで表現し人に伝える力は、人と人が結ばれ繋がるための、とても大切な力ではないかと思います。
投稿者プロフィール
-
愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
最新の投稿
- お知らせ2024年11月16日エアロプレスコーヒーメーカー、2024年12月に値上げ
- 豆知識2024年11月16日コマンダンテコーヒーグラインダーの軸が抜けないとき
- お知らせ2024年10月26日ブラジルコーヒーの開花
- お知らせ2024年10月25日コーヒー粉飛散防止「パウダーコレクター」マルチアダプター発売