2000年以降のコーヒー豆生産量推移

世界的にコーヒー愛好家が増えているように思います。特に、ブラジルやインドネシアなど、今まで生産者であった国々で親しまれるようになりました。特にブラジルやインドネシアは人口も多く、こらからますます消費も増えていくのではと考えています。
同時に、生産量も増えています。現在気候変動により地域によっては減産している地域も多いですが、需要に合わせて供給も増えています。とはいえ、現在は供給が不足しているように感じています。
コーヒーの栽培地域は世界中にあり、地域によって収穫期が違うため年度の区切り方で統計の数字も変わってくると思いますが、2000年以降の生産量はグラフのように推移しています。
生産量の統計機関として、ICO(国際コーヒー機構 42ヵ国が加盟)がありますが、アメリカや中国などは加盟しておらず統計資料もないため、非加盟国13ヵ国をあわせても55ヵ国分のデータしか集計されていません。
一方、FAO(国際連合食糧農業機関)は、アメリカなどを含んだ世界のコーヒー生産国86ヵ国のデータを集計しており、今回はこちらのデータを基に、グラフを作成しました。とはいえ、日本の生産量はかなり少なくFAOのデータにも登録されていません。
参考までにFAOが保有している1961年からのデータを集計すると次のようなグラフとなります。

国際連合食糧農業機関(FAO)は、経済・社会・文化・教育・保健等分野において政府間協定によって設立された世界的専門機関のうち、国連総会の承認を受け国連経済社会理事会 Economic and Social Council と連携関係協定を結んだ国連専門機関のひとつ。1945年に設立され、196ヶ国 とEU(欧州連合)が加盟しています。(2020年5月現在)
※FAOサイトより:https://www.fao.org/home/en/
投稿者プロフィール

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愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
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