ベトナムコーヒー事情

ベトナム産コーヒーの生産量は、現在世界第二位となっており、2022年の統計では世界の生産量の17%ほどを占めています。
ベトナム共産党による1986年の刷新政策ドイモイ(※)以降、急激に生産量が増加しました。2010年以降は1980年以前と比べ、300倍以上になっています。

また、ベトナムでは、ベトナム特有のコーヒー抽出器具コーヒーフィン(Cà phê phin)があり、コーヒーを飲む習慣が浸透しています。街角のカフェは発展しており、家庭でもコーヒーフィンを使って、コーヒーが日常的に飲まれているようです。

現在、当店でベトナムコーヒーの取り扱いはありませんが、日本から非常に近い生産地で、生産量も多いため、今後の候補地として考えていきたいと思っています。今回、美味しいコーヒーを生産している農園を見つけることもできました。

(単位)縦軸:1000袋(1袋60kg)、横軸:西暦、(出所)USDA, PSD online
※ドイモイ:1986年のベトナム共産党第6回党大会で提起されたスローガンで、主に経済(価格の自由化、国際分業型産業構造、生産性の向上)、社会思想面において新方向への転換を目指すもの。新しい物に換えるという意味で、日本語では「刷新」と翻訳されている。wikipediaより

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投稿者プロフィール

大西 文明
大西 文明
愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。

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