コーヒーとガンについて
「コーヒーがガンの危険要素であるとする証拠は全くない」というのが米国ガン学会の結論です。このほかにも過去15年間にわたる多くの調査研究が同様の主旨の報告をしています。
1990年に国際ガン研究機関(IARC)は全世界のガン研究を分析した結果、コーヒーには結腸ガンや直腸ガンを抑制する働きがあると報告しています。
(元国立がんセンター研究所所長/昭和大学医学部客員教授)
あるものの摂取とヒトのガンの発生に関係があるという場合、疫学調査研究と動物実験の双方に十分な証拠が必要です。
コーヒーの場合、疫学的証拠でも因果関係に一貫性がありません。1970年代、コーヒーを飲むことと膀胱ガン、膵ガンなどの発生の間に係わりあいのあることが報告されました。しかし、1985年以降の研究では、大規模な研究であるにもかかわらず、乳ガン、膀胱ガンを含めたガンの発生とコーヒーの飲用に相関関係が見いだされていません。
動物実験では、ラットの飼料にインスタントコーヒーを5%入れて2年間与えたのですが腫瘍は発生しませんでした。
投稿者プロフィール
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愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。
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