コマンダンテコーヒーグラインダーのお手入れ方法

コマンダンテコーヒーグラインダーのお手入れ方法
お客様からのお問い合わせがあり、当店で考えたメンテナンス方法です。メーカーから案内のあるものではありませんので、ご了承下さい。
部品は、以下の部品に分かれています。
・ハンドル
・本体
・シャフト
・ワッシャー 2個
・ベアリング 2個(本体に固定されています)
・刃(ブレード)スプリング付き
・ダイヤル
・粉受(ビーンジャー)

刃の汚れが気になってきたら、ダイヤルを外して刃をブラシで掃除して下さい。通常、使用するたびに掃除する必要はありません。掃除した場合と、していない場合で味の違いは分からないはずですので、目隠しして試していただいても良いかと思います。
また、コーヒー豆は水分が1%ほどなので腐ることもありませんし、刃はステンレス製ですので菌などが発生することは難しいのではないかと考えています。
コマンダンテだけではなく、他の家庭用ミルや業務用ミルでも同じように考えています。

ただし、もし香り付きのコーヒー豆(フレーバーコーヒー)や、コーヒー豆以外のスパイスなどを挽いた後は、通常のコーヒー豆を挽く前に掃除されることをお勧めします。メーカーより、メンテナンスツールも販売されているので、そちらをご利用されても良いと思います。(当店では取り扱いをしておりません)

ダイヤルを回して刃を外すと、本体側にも刃が付いています。刃は非常に鋭いので、十分に注意して下さい。また、コマンダンテコーヒーグラインダーの刃は非常に硬質ですので、欠けることは想定しておりません。また、研ぎなおす必要もありませんし、交換用の刃も用意されておりません。

シャフト(特にネジの部分)に粉などが付いていたら取り除きます。

ワッシャーには突起があり、本体側に向かって取り付けます。メンテナンスの際、紛失しやすいのでにお気をつけ下さい。
ベアリングは通常外れることはありません。本体にはめてあるだけで外すことができますが、外す必要はありません。

ベアリングはシールドされており内部のボールは見えません。可動部分にオイルやグリースなどを付け加える必要はありません。

本体を水洗いすることは出来ませんが、粉受けは必要に応じて、中性洗剤を使うなどして、水洗いをすることができます。

本体側面が木製の商品は、表面のツヤがなくなってきたら布に少量の植物性オイル(オリーブオイルなど)を染み込ませ、全体に薄く馴染ませるように塗りこむと良いと思います。コマンダンテ純正のオイルも販売されてますが当店では取り扱いをしておりません。また、当店で8年間使用している製品はオイルを一度も塗っておりませんが、今も風合いを維持してます。

参考までに、コマンダンテのスプリングの端は特殊な加工がしてあります。
スプリングの端を斜めに削ってあり、一見、傷のように見えますが、こういう加工をすることによってスプリングがまっすぐに伸び縮みし、耐久性も増すようです。

コマンダンテの保管について
直射日光の当たらない場所に保管してください。(特に本体側面が木製のもの)
MK3のハンドルに付属しているプラスチック製のフタは割れやすいので、十分にご注意下さい。MK4は強度が増しています。

最後に
素晴らしいコーヒーグラインダーですので、末永くご愛用いただければと思います。
当店では、2016年よりコマンダンテを発売し、当初より店内にて展示し、ご購入を検討されておられる方に試して頂いております。当初の機能や風合いは今も変わりません。

余談ですが、当初は知名度もなく全くといっていいほど売れませんでした。

当店でお買い上げいただいた方で、メンテナンスでご相談がある場合は、お気軽にご連絡ください。他店でお買い上げの場合は、恐れ入りますが、ご購入店にお問い合わせ下さい。

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投稿者プロフィール

大西 文明
大西 文明
愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。

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