世界のコーヒーの生産量(2022年)

コーヒーは長い間世界中で愛される飲み物で、年間800億杯ほど飲まれています。(2022年ICO統計より推計)
2024年5月に全日本コーヒー協会から世界各国のコーヒー生産量が発表されましたので、少しご紹介します。

生産量が最も多いのはブラジルで、全体の37%。次いでベトナムが17%となり、二か国で54%を占めています。そして上位7カ国で全体の8割を占めています。

生産国割合(%)累計割合(%)
ブラジル3737
ベトナム1754
コロンビア761
インドネシア768
エチオピア573
インド477
ホンジュラス480
ウガンダ384
メキシコ286
ペルー289

他に、有名な産地として、ブルーマウンテンで知られるジャマイカの生産量は、全体の0.01%ほど。グアテマラ2.2%、タンザニア0.5%、パナマは0.07%となっています。
収穫年によって収穫量も変わり、順位も変わりますが、ブラジルとベトナムの生産量は不動の地位となっています。
政治や経済情勢によっても変動し、18世紀前半はインドネシア、18世紀後半はハイチが世界最大の生産地となっており、ジャマイカも一時は世界生産量の15%ほどを占めていた時代もありました。

10年ほど前と比べると、ベトナムの生産量がかなり伸びています。最近になり全体の生産量は安定はしていますが、少なないながらも近年はアラビカ種の割合が伸びています。

ベトナムコーヒー概要20182019202020212022
総生産量30,28330,48728,20032,39029,221
生産量/ロブスタ種29,10525,32822,87823,23625,900
生産量/アラビカ種6063381,2041,2251,366
自国消費3,1943,0543,3883,5653,794
アラビカ割合2.0%1.3%5.0%5.0%5.0%
自国消費割合10.5%10.0%12.0%11.0%13.0%
在庫の関係で合計に差が出ます/全日本コーヒー協会統計資料より/量の単位は1000袋

投稿者プロフィール

大西 文明
大西 文明
愛知県瀬戸市で、コーヒー豆販売の専門店Coffee SAKURAを2001年に創業し、代表をしています。
エチオピア、グアテマラ、ブラジル、インドネシアなどのコーヒー生産地へ赴いたり、各地でコーヒーセミナーを100回以上を開催しながら、普段は店舗にてコーヒー豆の販売や道具の使い方、コーヒーの入れ方、選び方をアドバイスさせていただいています。

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